今や犬猫に並び、ペットとして不動の人気を誇るうさぎですが、実はとてもデリケートでストレスを抱え込みやすい動物です。
そんなうさぎに、ストレス発散出来る環境をきちんと提供出来ていますか?
ストレスが招く恐ろしい病気や、ストレスを発散させるための、おすすめのおもちゃをまとめてみました。
目次
うさぎにおもちゃは必要?
ペットのうさぎは野生のうさぎと比較し、行動がかなり抑制されます。そのため野生のうさぎでは当たり前に出来ているようなことをペットのうさぎは出来る環境が整っていません。
かじる、掘る、走る、跳ねるなど、野生のうさぎは様々なアクションを起こします。ペットのうさぎにもこれらのアクションを起こさせてあげることが大切です。
運動不足は、肥満、筋力の低下、便秘などの悪影響を与え、更にうさぎ自身ストレスが溜まりやすい性格になってしまいます。適度な運動をさせることを心がけ、うさぎの健康状態を徹底的に管理してあげましょう。
ストレスがきっかけでどんな病気がなる?
ストレスがきっかけでうさぎは様々な病気にかかってしまいます。どんな病気のリスクがあるのかを確認しておきましょう。
食欲不振
うさぎはストレスが原因で食欲不振に陥ることがあります。
本来うさぎは栄養価が低い植物を主食としているため、基本的に食事のスパンが何時間も空くことがありません。そのため、24時間以上食事を摂らない場合は高確率で食欲不振になっています。
栄養失調や脂肪肝をはじめとする内臓の悪化に繋がってしまうので、すぐに病院へ連れて行きましょう。
下痢
うさぎの便は本来丸くてコロコロしているのが特徴です。便が下痢のように感じられたらすぐ病気を疑ってください。下痢の主な原因の1つにストレスの蓄積があります。
なお、下痢の場合もストレスが元の内臓の悪化の影響が考えられます。
皮膚病
ストレスが溜まると毛抜き行為が見られることがあります。かさぶたや、皮膚が赤いなどの異常が見られた場合もすぐに病院に連れて行くようにしましょう。
おもちゃの選び方
おもちゃにはうさぎの欲求を満たす様々な種類のものがあります。普段のうさぎの生活や様子からどのようなおもちゃを欲しがっているかを考えましょう。
ケージ内をせわしく動いていたら、走れるおもちゃを買ってあげたり、ケージをガシガシ噛んだりしているようであれば、噛んで遊ぶおもちゃを買ってあげたりしてください。
うさぎが遊ぶおもちゃ
では、実際におもちゃにはどういったものがあるのかを見ていきましょう。あわせておすすめの商品も紹介します。
かじるおもちゃ
うさぎは様々なものをかじる癖があります。うさぎの歯は生涯伸び続けるため、固いものをかじり、歯の長さを調整しているのです。ケージを噛んでいたら、削れたケージの1部分を誤飲してしまう可能性があるので注意が必要です。
かじるおもちゃを買い与えてあげていない場合は、かじるおもちゃを買い与えてあげましょう。
かじることが大好きなうさぎの場合、小さいサイズだとかじり木が一晩で無くなってしまうこともあるので、3個セットに加えサイズが大きいこちらの商品がおすすめです。
走れるおもちゃ
犬や猫同様うさぎも走ったり、ジャンプしたりします。うさぎには散歩の機会もあまりないので、室内で思い切り走って遊べる環境を整えてあげましょう。
前足で転がした結果、ボールが動くというように、自分の行動が結果に反映されることをうさぎは好みますので、ボールがおすすめです。
掘るおもちゃ
野生のうさぎは巣穴を土に作るため、うさぎは前足を使って布団やマットを掘るような仕草をよくします。
私物のマットや布団にやられては、ボロボロになる度に買い替えるのが大変ですし、お金がかかります。専用のマットがあるので、おもちゃとして買い与えてあげましょう。
隠れるおもちゃ
うさぎは野生では外敵に狙われるため、とても警戒心が強く、臆病な動物です。家の中でも特にうさぎが落ち着ける居場所を作ってあげましょう。
掘ったりかじったりも出来る商品なのでおすすめです。
食べられるおもちゃ
今小動物用に食べられるおもちゃが販売されています。
うさぎの歯の伸びすぎを防止してくれ、おやつにもなる商品です。
ダイエットにも役立つおもちゃ遊び
うさぎはペレットの与えすぎや、おやつの過剰摂取により肥満になってしまうことがあります。
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食事の見直しでダイエットを行うこともありますが、運動をさせることにより、ダイエットを行えます。
あまり動きたがらないうさぎには、まず掘るおもちゃがおすすめです。掘る遊びはうさぎの習性を利用しているものなので、おもちゃを買ってあげることにより遊んでくれるケースが多いです。掘る遊びで体を動かすことに慣れてきたら、他のおもちゃを買い与えてあげましょう。
肥満はうさぎの体の関節に負担をかけたり、熱中症になり易くなってしまったり、内臓に負担をかけたりします。あらゆる病気のリスクが増えてしまうので、うさぎが太ってきたと感じた場合は早期に手を打つようにしてください。
まとめ
いかがでしょうか?自分がうさぎに思い切り遊べる環境や、おもちゃを提供出来ているか改めて見つめ直してください。おもちゃには遊ぶだけではなく、ストレスの発散やダイエット効果といった様々なメリットが存在します。
もし、あまり遊ばせてあげられていないなと思う人がいれば、うさぎに新しいおもちゃを買い与えてあげてください。