ピンポンパールってご存知ですか?ピンポンパールは金魚の1種で、現在ペットとして大流行しています。
この記事ではピンポンパールの人気の秘密や、ピンポンパールの値段、飼育する際の注意点についてまとめてみました。
目次
ピンポンパールについて
ピンポンパールの誕生は、チンシュリンと呼ばれる中国産の金魚を品種改良したことがきっかけです。体がピンポン玉のような形であることと、うろこが白い真珠のようであることから、ピンポンパールというがつけられました。
ピンポン玉のような形とは言っても、成長すれば体は当然大きくなり、テニスボールぐらいまで大きくなる個体も存在します。
近年ではマイペースで人懐っこい性格と、不器用な泳ぎ方が人気を集め、1人暮らしの人や、若い女性から特に人気を集めています。
何故ピンポンパールは人気なのか
では、何故ピンポンパールが人気を集めているのかを解説していきます。
まず、「泳ぎが下手な魚」というところが1番注目を浴びています。品質改良により誕生したピンポンパールは自然界ではあり得ない形をしています。そのため、真っ直ぐ上手に泳げなかったり、遊泳速度が非常に遅かったりと、魚とは思えない特徴があります。
泳げないなりに、ゆっくり真っ直ぐに頑張って泳ごうとする姿はとても可愛らしく、観賞用にはぴったりのペットです。
また、哺乳類のペットとは異なり、初回に飼育環境を整えておけば、自分が外出中しているときや、仕事をしているときにも心配事が少ないので、1人暮らしのペットとしては非常に適していると言えます。癒されるうえに、観賞用として最適、そして他のペットと比べ手間がかからないのが人気の秘密です。
ピンポンパールの値段
ピンポンパールの値段を見ていきましょう。外国産と国産で値段は異なりますが、外国産の安いピンポンパールであれば500円程度から購入出来ます。ただし、外国産のピンポンパールは弱っていることが多いので注意が必要です。
国産のピンポンパールは外国産より値段が上がりますが、弱っていることが少なく、値段は1,500円程度から購入出来ます。
国産も外国産も品種改良によくある珍しい模様や形のピンポンパールであれば、値段が上がるので覚えておきましょう。
ピンポンパールはどこに売っている?
ピンポンパールはペットとしてメジャーな動物になってきているので、鑑賞魚の専門店や、水生生物の専門店などのアクアショップへ足を運べば売られています。また、現在はamazonなどのネットでも国産のピンポンパールが販売されているので、アクアショップに足を運ばなくても購入することが出来ます。
少しでも長生きさせてあげられるよう、国産のものを選ぶようにしましょう。
ピンポンパールの寿命について
ピンポンパールの平均寿命は5年と言われています。10年生きた例もありますが、ここまで生かしてあげられるのは非常に稀です。魚のペットの割には平均5年と長生きするなって思った方もいるかと思いますが、寿命の前にピンポンパールを亡くしてしまう飼い主は実は多いです。
ピンポンパールの水質管理は非常に難しく、冬にヒーターで水温を上手に調節してあげられなかったり、フンの処理を定期的に行わなかったりすると、体が弱り亡くなってしまいます。
飼育環境を整えること、水質管理を徹底することを忘れず、長生きさせてあげてください。
ピンポンパールがかかりやすい病気
万が一ピンポンパールが病気にかかってしまった場合は、いち早く気付いてあげられることが大切です。どんな症状が病気の合図なのかを覚えておきましょう。
白点病
ピンポンパールの体に白い点が出てくるのが特徴で、ピンポンパールの風邪と言われるほどかかりやすい病気です。これは水質汚染により病原虫がピンポンパールの体に寄生している状態です。水は常に綺麗に保てる環境にしておきましょう。
赤斑病
金魚の身体に赤い斑点が出来たり、血がにじんでいるような症状があらわれたりしたら、赤斑病にかかっている可能性があります。運動性エロモナス菌が原因とされており、ピンポンパールがストレスを感じた時や、白点病と同じように水が原因で弱った時にかかりやすい病気です。
転覆病
ピンポンパールが横に倒れ、水槽に浮いていたり、その逆に沈んでしまったりする病気です。ピンポンパールに限らず一般的に金魚であればかかりやすい病気です。
通常はその状態のまま餌を食べたりフンをしたりして、元気になればまた泳ぎ出すのですが、あまりに転覆の数が多かったり、長時間転覆している状態であれば要注意です。
これらもストレスが原因になることがあるので、普段から水槽を清潔な状態に保つなど、なるべくストレスを感じない環境を整えてあげましょう。
飼育する際の注意点
先述した通り魚の中でもピンポンパールはダントツで遊泳が苦手な動物です。他の魚との混泳は避けましょう。混泳させてしまった場合、泳ぎが遅いことから他の魚とぶつかってしまったり、いじめられたりしてしまいます。
また、餌をあげる際に他の魚に全て餌を取られてしまい、栄養を十分に摂取できない可能性もあります。
ピンポンパールを複数匹飼う場合には、なるべく同じ大きさのピンポンパールを飼うのが望ましいです。体のサイズに差があると、小さいピンポンパールは大きいピンポンパールを警戒してしまうためです。
ただし他の魚に比べてピンポンパール同士であればお互いに攻撃性が少ないため、他の魚との混泳に比べれば問題がないと言えます。
またピンポンパールを複数匹飼う場合にはいずれも同じ性別のピンポンパールを選びましょう。オスメスでピンポンパールを飼うと、繁殖期にオスがメスを追いかけまわし、メスが弱ってしまう可能性があるためです。
まとめ
いかがでしょうか?ピンポンパールの人気は「泳ぎが下手」というところにありました。ただし、飼育する際には注意点もたくさんありますので、自分が癒してもらう分、ピンポンパールの飼育環境には十分気を使ってあげるようにしましょう。
あなたのピンポンパールがより健康で、長生き出来るよう祈っております。