突然ですが、あなたのモルモットは正しい食生活を送っていると言い切れますか?「牧草をよく食べているから牧草だけ与えている」「専用のペレットがあったからそれを与えている」このように栄養配分や量を考えず、その都度モルモットが食べる餌だけを与え続けているのは非常に危険です。
モルモットの餌について正しい知識をしっかりと身に着け、モルモットに長生きしてもらえるよう最大の配慮をしましょう!この記事ではモルモットの餌について徹底的にまとめてみました。
モルモットの餌について
まず、モルモットは雑食ではなく完全草食動物です。ハムスターが種子や昆虫まで食すのに対して、モルモットの餌は牧草や専用のペレットになります。モルモットにとって牧草や野菜に含まれる繊維質は、腸内の有害微生物を防ぐのに非常に重要な成分で、不足してしまうと病気を引き起こしたり、死に至ったりしてしまうケースがあります。
モルモットが食べられる餌と、それぞれの餌の役割などをしっかりと把握し、モルモットがいつまでも健康でいられるようにしてあげましょう。
モルモットに与えて良い餌
早速モルモットが食べられる餌を紹介していきます。間違った餌を与えていたり、不足していると思われたりする栄養分があれば、食生活を見直してみましょう。
ペレット
モルモットの主食の1つです。ペレットはドッグフードやキャットフードの様に、モルモットに必要な栄養素がたくさん含まれています。
以前はうさぎのペレットなどで栄養を補填することが主流でしたが、モルモットがペットとして人気になってきたことから、現在はモルモット専用のペレットが販売されています。他の動物のペレットよりモルモット専用のペレットの方が、モルモットに必要な栄養素が入っているため、他の動物のペレットを代理で使用している人は、これを機にモルモット専用のペレットに買い替えてみてください。
また、ビタミンC以外のビタミンはもちろんのこと、ミネラル、亜鉛、カルシウムなども大量に栄養素が盛り込まれたモルモット用の栄養満点フードです。2019年4月amazon内でも星5のうち4,5と大人気の商品です。
牧草
牧草は食物繊維が豊富で低カロリーなので、ペレット同様モルモットの餌としての認知度が広いです。牧草と言っても多種多様のものがありますが、特に覚えておく事項は1番刈り、2番刈り、3番刈りの違いです。
1番刈りが最も牧草の収穫が早く行われるもので、2番、3番と収穫の時期が遅く行われることからこういった呼び方がされます。
1番刈りは繊維質が非常に豊富で低カロリーですが、固めの牧草になるので、大人のモルモットに適しています。逆に2番刈り、3番刈りとなっていくと栄養価は下がりますが柔らかめの牧草になるので、子供のモルモットに適していると言えるでしょう。
大人のモルモットも3番刈りの柔らかめの牧草を好む傾向にありますが、大人のモルモットには極力栄養価が高く、低カロリーの1番刈りの牧草を餌として与えるようにしてください。
同一ブランドの2番刈り、3番刈りについては下記より購入が可能です。
2番刈り
3番刈り
野菜
野菜も食物繊維やビタミンCが豊富な物が多いので、与えてあげたい餌の1つです。ただしモルモットに有害な野菜もありますので、必ず与えて良い野菜と与えてはいけない野菜については、事前に調べるようにしましょう。下記与えて良い野菜の例となります。
- パセリ
- セロリ
- ブロッコリー
- カリフラワー
- 白菜
- キャベツ
- サラダ菜
- ベビーリーフ
- 小松菜
- チンゲン菜
- カブの葉
- 水菜
- サラダ菜
- 大根の葉
- ミツバ
- 豆苗
モルモットによって好む野菜が異なることがあるため、モルモットの好きな野菜を見つけてあげてください。ブロッコリーなど、ビタミンCが豊富な野菜をあげられると尚良いです。
モルモットに与えてはいけない餌
モルモットには決して与えてはいけない餌も存在します。中毒症状を招いたり、死に至ったりしてしまうケースもあるので、必ず目を通すようにしてください。
- たまねぎ
- 長ねぎ
- ニラ
- ニンニク
- じゃがいも
- 生の豆
- アボガド
- カフェイン
- チョコレート
- スナック菓子
- アルコール類
基本的に人間が好むような味の濃いものは、塩分や糖分が過剰に入っているので、避けるようにしてください。また、犬や猫同様ねぎ類は絶対に与えないようにしましょう。
上記はほんの1例です。その他にも与えてはいけない野菜が存在するので、新しい餌を与える際は、事前に調べてからモルモットに与えるようにしてあげてください。
餌をあげる時間帯と餌の量について
餌は朝と夜2回にわけて与えるようにしてください。モルモットは夜行性なので夜に餌が多くなるように配分しましょう。
牧草はほとんどカロリーが無いので、常にモルモットが食べられる状況にしておいて問題ないです。ペレットは、モルモットの大きさによっても異なりますが、1日20~30グラムを目安に与えてあげてください。野菜などの副食を与える場合には、野菜の量に応じて主食を調整するようにしましょう。
餌の与えすぎに注意
モルモットも人間同様餌を食べすぎると肥満になり、様々な病気にかかるリスクが増えます。特にペレットは、好んで食べるモルモットが多いので、与えすぎには注意しましょう。
餌を与えた後はモルモットが運動できるおもちゃを用意しておくのをおすすめします。おもちゃは運動不足の解消だけではなく、ストレスの解消にもつながるので、モルモットにとって必須と言っても過言ではありません。
【ストレスを発散させよう】モルモットが遊べるおすすめのおもちゃ
まとめ
モルモットは低カロリーで繊維質が豊富な牧草をあげつつ、栄養満点のペレットや野菜で栄養を補填し、上手に育てていかなければいけません。
特にペレットは商品によって栄養素が全く異なるので、よりモルモット向きのペレットを今後は選ぶようにしましょう。
今一度モルモットの餌を見直して、より最適な環境を提供できるようにしてあげてください!